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CASE STUDY.
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CLUB GOODWEATHER (名古屋)


欧州のリアルなサウンドシステムのシーンに大変造詣の深いオーナー及び運営チームのヴェニューということで、この条件下でベストな空間、更にはイメージしている出音が体験できるサウンドシステム、を主なテーマにサウンドシステムとルームアコースティックをプロデュース・サポートしました。
サウンドシステムはVoid AcousticsのAir Vantageをメインスピーカーに起用しました。スピーカーからオーディエンスまでの距離が近くDJのサウンドはUK的な雰囲気をイメージ、となると同軸ドライバーでホーンスピーカー=Air Vantageという判断になりました。Subはホーンロードでハイスペックしかないという判断で伝説的なVoid AcousticsのPsyco Xを採用しました。ここで、このヴェニューの立地が空中階の為、近隣への音漏れを減らす施策ということでTSSLのオリジナルForward Directivity Isolator(F.D.I.)システムを導入しました。F.D.Iはサブの開口面(前面)以外を共振を抑え音漏れを防ぐ独自構造で囲うことで低音の騒音・音漏れに対しての効果を発揮します。また、同時にインパルスと指向性が目に見えて改善されるため、”締まった”低音となり、音素材とスピーカーの本来持っている低音の鳴りへと変化します。サブの配置はLモノという変則になっていますが、天井高、フロア両サイドの壁間距離、フロア前方中央の大きな柱、そのような環境から事前のシミュレーションである程度予測を立てステレオスタックは回避、更に置き位置や向きを皆で試行錯誤して現在の置き方に決定しました。DJモニターもVoid AcousticsのStasys 4を起用。15インチのフルレンジスピーカーはほとんどのDJを満足させることができると思います。前述の騒音対策という部分では、まずRC AUDIOのLEVELIZAを導入しレベルキープを容易にし、DATEQの音圧計でリアルタイムに店内の音圧を把握することが可能になっています。更にオーナーサイドで手がけることになっていた簡易防音、吸音工事についてもアドバイス及びサポートを実施。DIY精神を大事にしながらクオリティも確保し名古屋の新しいヴェニューが誕生しました。

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